千代田区「御茶ノ水・神保町」エリアの暮らしに役立つ情報やおすすめスポットを一件ずつ、丁寧に取材してご紹介するエリアガイドです。

FESTINA LENTE(フェスティーナ レンテ)

アンティーク雑貨・文具

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心を揺さぶる“かたちあるモノ”に出会える場所

築40年以上のレトロなビル2階にある雑貨屋さん。店名はラテン語の格言で“ゆっくり急げ”という意味で、オーナーの「古くて新しいものを残していく」という想いが込められている。作家ものの作品やお菓子、古書・洋書、コスメ、海外雑貨、ジュエリーなど、オーナーとスタッフが選び抜いたこだわりのモノを幅広く揃えている。 明るい陽が差し込む白いレンガ壁の店内はとても気持ちのいい空間。“様々なひとを受け入れる落ち着いた場所を創っていきたい”そんな想いも実現している。日常の喧噪を離れてほっと一息できる場所である。また、年に2回のアンティークフェスタや、企画イベントも開催。

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  • 住所

    千代田区神田錦町3-16 香村ビル2F

  • 電話番号

    03-5577-3071

  • 営業時間

    11:00〜19:00

  • 定休日

    日曜日


御茶ノ水・神保町の街力

住宅アナリスト 山本 好延


歴史と文教

千代田区猿楽町。この街は、一般的な見方をすればオフィスビルが並び各種商店があり、昔ながらの蕎麦屋や先端をいくフレンチ、イタリアンなどがあり、いくつかの駅が利用でき、その駅を利用しビジネスマンや大学生、高校生などが通勤・通学する街、そんなふうに見えるかもしれない。
しかしさまざまな角度から「街力」を分析してみると、実に奥深く、見るべきところが多く、街として、とりわけ住まいの立地として、極めて「貴重」で「得がたい」といえる。
まず「千代田区アドレス」である。港区、中央区と共に日本の経済、行政をリードする一方、近年はマンション用地がほとんど期待できないこともあって、住んでみたい「憧憬」の地となっている。
「悠久の歴史」をもつ。江戸時代、周辺一体は武家屋敷が広がり、大名の庭園が数多くあり、その名残をいまに伝える緑の自然がそこかしこにある。ちなみに猿楽町という町名は、慶長年間に猿楽師・観世大夫一団の屋敷があったことに由来する。その後、神田猿楽町と呼ばれていたが、住居表示導入により猿楽町へと変わり、さらに江戸開府400年を機に、町名の文化的価値を見直し、復活を要望する声が出て、平成30年1月より再び神田猿楽町へと変更になる。
「文教」の街である。猿楽町界隈では、明治時代に入り武家屋敷が廃された後、神田駿河台、神田小川町と同様に、学校が次々に開校している。現在の明治大学駿河台キャンパスや、専修大学神田キャンパス、日本大学三崎町キャンパス、神田女学園中・高校、白百合学園などがそれである。東京大学に通う学生も多く、猿楽町には夏目漱石や正岡子規などが下宿したという。また現地から徒歩3分・190mのお茶の水小学校は明治6年に開校され、夏目漱石はこの学校の卒業生である。小学校に隣接して錦華公園があるが、近くの商店主によれば、「お昼時、公園ではビジネスマンや学生がくつろいでいる」とか。
「神保町」に隣接している。神保町は、世界最大級の古書店街であることは周知の通り。恒例の神田古本祭りやブックフェスティバルには、都内だけではなく遠方から数多くの愛好家、読書家が集まる。また先述した文教の街であることから、神保町はパリのカルチェ・ラタンにちなみ、日本のカルチェ・ラタンと言われている。そんな環境のせいか、リーズナブルな価格の飲食店も数多くあり、裏路地文化が根付いている街でもある。


生活利便性

「さまざまな顔」をもつ街である。例えば楽器。御茶ノ水駅を降りると、ギターなどを扱う楽器店がいくつも並ぶ。フレンチ、イタリアンなどと簡略に先述したが、地元に住む人によると、「隣接する神保町のカレー以上に、実は通好みの店が多い」という。その神保町には、古本屋はもちろんスポーツグッズの量販店などが数多くある。そして山の上ホテルや岩波ホール。もはや説明は不要だろう。
「高度医療」が受けられる。東京医科歯科大学医学部附属病院、順天堂大学医学部附属順天堂病院は、特定機能病院に指定され、高度医療が受けられる。万が一のときや老後が安心である。
「買い物施設」も豊富である。コンビニ、ドラッグストアに加え、スーパーとしてはマザーズ小学館すずらん通りビル店や成城石井神保町店などがある。前者は、国産有機栽培農産物や無添加食品などを扱うオーガニックスーパーで、「ママ友たち、主婦層を中心に常連客が多い」(店員談)という。
「交通利便性」はきわめて高い。6駅8路線が利用でき、所要時間も大手町2分、新宿7分、東京4分。どこに行くにも便利そのものである。


進化と資産性

「将来」が楽しみである。2013年4月、御茶ノ水駅近くに再開発による2つの複合施設が誕生した。淡路小学校跡地、日立製作所本社跡地で、それぞれワテラス、ソラシティと呼ばれ、隣接して建っている。それぞれにオフィスや店舗などが入っているが、「完成後、人の流れが変わった」(駅係員)とかで、お茶の水駅周辺は大きく進化したのである。進化は止まらない。例えば歩いてでも行ける大手町一丁目の合同庁舎跡地の再開発に次いで、大手町界隈では土地区画整理、二丁目再開発などが行われる(UR都市機構「大手町連鎖型都市再生プロジェクト」より)。さらに街は変わろうとしているのである。以上さまざまな角度から分析したが、分析すればするほど、街力のもつ「価値の高さ」に気付く。
さらに「物件力」も高い。現地をみると、神保町駅から徒歩5分と近いにも関わらず、閑静な住環境である。そして四方道路という独立性の高い立地。これは「得難い」といえる。この立地特性を活かし、建物の独立性を高め、街並みを変えるグリーン&ウォールを採用している。さらに全戸角住戸、ワイドスパンのプラン、内廊下など、ランドスケープ、共用部など見所いっぱいである。「資産性」も注目される。このところユーザーは、万が一の時売却したり貸したりするという観点から資産価値、付加価値を重視する傾向が強まっているが、先述した 銑の視点は、資産性を計る指標となっている。